こんにちは、ふじチャリ散歩のふじサンです。
前回は広大な敷地に自然や復元家屋があふれる「広見公園」全体のお散歩レポをお届けしましたが、今回はその園内にある「歴史民俗資料館」にスポットを当ててご紹介します。
この資料館はなんと入館無料!
それにもかかわらず、富士市に生きた人々のリアルなくらしから、「紙のまち」としての発展の歴史、そして平和への願いまで、非常に見応えのある展示が揃っています。
広見公園を訪れた際には絶対に立ち寄っていただきたい、歴史民俗資料館の詳しい見どころをフロアごとに解説していきますね。
- 富士市歴史民俗資料館の概要と入館料
- 1階フロアの見どころ(標高差が生んだ多様なくらしとジオラマ)
- 2階フロアの見どころ(製紙業の歴史や平和資料コーナー)
- 開館時間や休館日などの施設情報
富士市の「歴史民俗資料館」とは?

富士市歴史民俗資料館は、広見公園の敷地内にある博物館施設です。
富士市に生きる人々の「くらし(民俗)」を中心に展示しており、昔実際に使われていた実物資料をはじめ、当時の様子がよくわかる精巧なジオラマや映像を交えながら、地元の歴史を分かりやすく解説してくれます。
これだけ充実した展示内容でありながら、観覧料は無料という非常にありがたい施設です。公園のお散歩の途中でふらりと立ち寄って、地元の歴史に触れることができる最高のスポットです。
【1階】標高差800m!富士市の多様なくらしを学ぶ

1階フロアでは、駿河湾の海岸から富士山・愛鷹山へと続く斜面まで、標高差800mという富士市特有の地形が育んだ「多様なくらし」について学ぶことができます。
地域ごとに5つのテーマに分かれており、それぞれ特色のある展示がされています。
- ハマのくらし
地曳網漁やシラス漁を営んできた沿岸部。シラス船や大漁旗などを展示。 - ドブッタのあるくらし
浮島ヶ原の湿地帯(ドブッタ)での苦労の多い米づくり。田植えのジオラマなどを展示。 - タバショのくらし
雁堤などの用水路により「加島五千石」とうたわれた水田地帯(タバショ)の農耕具を展示。 - ヤマガのくらし
水不足に苦労した富士・愛鷹山麓の畑や山林(ヤマガ)。井戸のジオラマや木樵の道具を展示。 - 行き来する人々
標高差のある地域同士で物を交換するために使われた、ショイコや秤などの道具を展示。
ジオラマがとてもリアルに作られているので、当時の人々がどんな道具を使って、どんな苦労をして生活していたのかが視覚的にスッと入ってきますよ。
【2階】「紙のまち富士」の歩みと平和への願い

2階フロアは「紙のまち富士」の近代史をより広い視野から学べる空間になっています。
- 手すき和紙と近代製紙の幕開け
江戸時代に「駿河半紙」として知られた手すき和紙の技術から、明治期に内田平四郎らが設立した手すき和紙工場など、製紙業の基礎を築いた先人たちの歩みを紹介しています。 - 紙のまちへのあゆみと環境への取り組み
昭和初期の製紙会社の誕生から、昭和40年代末の深刻な公害問題、そして「富士503計画」など官民一体となって美しい空や海を取り戻した環境への取り組みまで、現代の紙づくりの工程とともに学べます。 - こどもの学びと遊び
明治5年の学校制度制定から始まる教育の歩みや、広見公園内に移築されている「原泉舎」に関する資料、そして昔のこどもたちが遊んださまざまなおもちゃが展示されています。
そして、2階には「戦争とくらし~平和資料コーナー~」も設けられています。

ここでは、富士小隊の結成や出征兵士の見送りなど、戦時下の富士市の子どもたちや学校の様子が写真や作文で紹介されています。伝法に落とされた爆弾の破片など、地元ならではの貴重な実物資料も展示されており、戦争の悲惨さと平和の尊さを深く考えさせられる、非常に大切なコーナーです。
施設情報とアクセス
最後に、歴史民俗資料館の基本情報をまとめておきます。
- 観覧料
無料 - 開館時間
9時00分~17時00分 - 休館日
月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日、年末年始(12月28日~翌年1月4日) - 場所
富士市伝法46-1(広見公園内)
広見公園の記事はこちら!
まとめ
今回は広見公園内にある「歴史民俗資料館」をご紹介しました。
無料で入れる施設でありながら、1階では地形を活かした昔のくらしをジオラマで楽しく学び、2階では「紙のまち」としての発展や公害を乗り越えた歴史、そして平和の尊さまで、富士市の歩みを深く知ることができる素晴らしい場所です。
広見公園の「ふるさと村歴史ゾーン」の復元家屋とあわせて見学すれば、歴史体験の充実度がさらにアップすること間違いなしです。ぜひ皆さんも、公園を訪れた際には資料館にも足を運んでみてくださいね。




