こんにちは、ブログ「ふじチャリ散歩」運営者のふじチャリです。
富士市に来て最初に驚く景色といえば、何でしょうか?
もちろん「富士山の大きさ」ですが、もう一つ、街中に立ち並ぶ「工場の煙突」ではないでしょうか?
実は富士市、トイレットペーパーの生産量が日本一という、日本のお尻を支えるすごい街なんです。
今回は、なぜ富士市がこれほどまでに「紙のまち」として発展したのか、その歴史的な理由と、工場地帯が生み出す幻想的な「工場夜景スポット」について紹介します。
- 富士市が「紙のまち」になった最大の理由は「水」
- シェア約4割!トイレットペーパー生産日本一の秘密
- まるでSF映画!おすすめの「工場夜景」撮影スポット
- 積み上げ大会?紙にまつわるユニークな雑学
1. なぜ富士市で製紙業が発展したの?
富士市を歩くと、いたるところで製紙工場を見かけます。なぜこれほど多くの工場が集まったのでしょうか?
最大の理由は「富士山の水」
紙を作るには、パルプ(繊維)を溶かしたり洗ったりするために、桁違いの量の「水」が必要です。
富士市には、富士山に降った雨や雪が長い年月をかけて地下を通って湧き出す「伏流水(ふくりゅうすい)」が豊富にあります。
この水は年間を通して水温が安定しており、紙漉き(かみすき)に最適でした。まさに、富士山の恵みがあったからこそ、この産業は生まれたのです。
江戸時代から続く「紙づくり」のDNA
歴史は古く、江戸時代には農閑期の副業として手漉き和紙(駿河半紙)作りが盛んでした。
明治時代に入ると、政府の近代化政策や、大消費地である「東京」に近いという地理的メリットもあって機械化が進み、日本有数の製紙地帯へと成長していきました。

市内の公園で湧き水を見かけることが多いのも、この豊富な地下水のおかげなんですね!
2. トイレットペーパー生産量日本一の秘密
「紙」といっても色々ありますが、富士市が圧倒的に強いのがトイレットペーパーです。
全国シェアは約4割!
日本のスーパーやコンビニに並ぶトイレットペーパーの、なんと3つに1つ以上は富士市で作られています。生産量は堂々の日本一です。
なぜ「トイレットペーパー」に特化したの?
高度経済成長期、富士市は環境保護の観点から、いち早く「古紙リサイクル」への転換を進めました。
- 牛乳パックや雑誌を真っ白に戻す技術(脱墨技術)
- 首都圏に近く、古紙を大量に回収しやすい立地
これらの条件が揃っていたため、「木材から新しい紙を作る」のではなく、「リサイクルで家庭紙を作る」という分野でトップに立つことができたのです。
今では、高級ホテルのような柔らかさを追求した「プレミアム品」や、芯のない「長持ちタイプ」など、技術力も進化し続けています。



ふるさと納税の返礼品でもトイレットペーパーは大人気。日用品がもらえるのは助かりますよね。
3. 【観光】幻想的な「工場夜景」を見に行こう
「工場が多い=景色が悪い」なんてことはありません。
むしろ最近では、「富士山」と「工場夜景」が同時に撮れる世界でも珍しいスポットとして、カメラマンや観光客に大人気なんです。
煙突から出る水蒸気がライトに照らされ、鉄骨が複雑に絡み合う姿は、まるでSF映画の世界です。
おすすめスポット3選
① ふじのくに田子の浦みなと公園


展望台「富士山ドラゴンタワー」からは、港と工場群、そして富士山を360度見渡せます。駐車場も整備されており、初心者やデートにもおすすめです。
② 岳南原田駅(岳南電車)
「日本夜景遺産」にも認定されている岳南電車。特に岳南原田駅は、ホームの目の前に巨大な製紙工場がそびえ立っています。レトロな電車とメタリックな工場のコラボは必見です。
③ ポリプラスチックス工場付近(入道樋門公園など)
工場夜景ファンの中で「要塞みたい」と人気なのがこちら。複雑なパイプラインと強い光が特徴で、水面に光が反射する様子は息をのむ美しさです。
特別体験「夜景電車」
岳南電車では、車内の明かりを消して真っ暗な状態で走る「夜景電車」というイベント列車も運行しています。ガイドさんの解説を聞きながら、光の中を走る体験は感動モノです!



工場の明かりは24時間眠らない街の証。冬の澄んだ空気の日は特にキラキラして見えますよ!
4. 富士市の「紙」にまつわるユニークな雑学
最後に、地元民ならではの「紙ネタ」を少しだけ紹介します。
- トイレットペーパー積み上げ大会
「富士山紙フェア」などのイベントで開催される地味に熱いバトル。制限時間内にどれだけ高く積めるかを競います(崩れたら悲劇!)。 - 「日本一怖い」トイレットペーパー?
過去には、ホラー小説が印字されたトイレットペーパーが販売され話題になりました。トイレで続きを読むのが怖すぎる…。 - 紙パッケージへの挑戦
SDGsの観点から、トイレットペーパーの包装(外装)をビニールではなく「紙」にした製品も開発されています。中身も外側もオールリサイクルです。
まとめ
富士市の製紙業は、豊富な水と先人の知恵、そして「リサイクル」という環境への配慮によって進化してきました。
普段何気なく使っているトイレットペーパーも、実は富士市の技術の結晶かもしれません。
昼間は富士山の絶景を、夜は幻想的な工場夜景を楽しみに、ぜひ「紙のまち」富士市へ遊びに来てくださいね。



工場夜景を撮るなら三脚は必須!でもマナーを守って、立入禁止区域には入らないようにしましょうね。
